□キプロスの基本情報

キプロスは地中海の中で3番目に大きく、位置はトルコとエジプトの間に浮かぶ島です。


東京都約4個分ほどの大きさのキプロス島。地理的にも、歴史的にもちょっと複雑、、

というイメージのある方も少なくないと思います。

約43年前(1974年)にトルコ軍により北側地域が占領された結果、

トルコ系とギリシャ系の民族がそれぞれ南と北に分断され、今日に至ります。

以降、国際的に北側は「トルコ軍支配地域」として認識されています。


そして北側と南側の間には、グリーンライン(停戦ライン・UN Buffer Zone in Cyprus)

という緩衝地帯があり、国連軍(the United Nations)が常駐しています。


またイギリス軍の駐屯基地あり、この範囲はイギリス主権。

…と、小さな国にいろいろな状況の場所があります。


首都のニコシア旧市街地(星型の内側が旧市街地と呼ばれるところです。)

の中心にもグリーンラインがひかれていて、

繁華街を歩いていると南北を往来できる検問所が見られます。

↑これは旧市街地の地図。(参考:www.PlanetWare.com)

中心あたりを横断しているグレーのラインが「グリーンライン」

そこから上の部分が「トルコ軍占領地域」

下の部分が「キプロス共和国」

見事に真っ二つ。


奥に見えるのが、検問所です。何かのインフォメーションセンターにも見えるほど、街に溶け込んでいます。


星型の中にある旧市街地は

最近まで地元の人はあまり近づかない移民街で

まったく違う雰囲気だったみたいですが

少しずつカフェができたり、整備されるようになり

2本のメインストリートを中心として、見所が増え続けています。 

いまや店、カフェ、レストランが集まるニコシアを代表する繁華街です。

欧州のリゾート地、観光地としてよく知られているキプロス。

島の説明を始めると、複雑な状況で「一体どれだけ危険なの?!」

とよく尋ねられますが、実はヨーロッパの中でも 随一のリラックスの国🌴🌴

南国らしく、おおらかで陽気。のんびりと過ごすことができるところです☀️


歴史的には、ギリシャの文化が色濃くギリシャ系住民も約7割を占めます。

しかし長い歴史の中において、トルコや中東文化の影響もあり

それらも入り混じっているのが、キプロスの文化の面白いところです👏