【ニコシア観光】危険?緩衝地帯の中でコーヒーを飲む
「キプロス」といえば「キプロス島問題」とも言われる
南北分断のことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
キプロスの首都ニコシアの旧市街地には
1500年代のヴェネチア支配時代に築かれた星型の城壁跡が現存していますが、
その星型は、北側トルコ軍支配地域とキプロス共和国で、ふたつに分断されています。
南北の間には、国連軍によって設置された緩衝地帯があり
緩衝地帯は停戦ライン・グリーンライン・Buffer Zoneなどとも呼ばれていて
通常は許可がなければ出入りすることはできず、厳重に警備されています。
そんな緩衝地帯になんと、
ゆっくりとコーヒーが飲める場所があるのです。
「The Home Cafe」というカフェは、
NGO団体のHome For Cooperationによって運営されていて、
関連イベントの開催やコミュニティスペースとしても役割を果たしています。
「緩衝地帯」と聞くとなんだか怖い場所...というイメージかもしれませんが、
ここは安全にコーヒーを楽しむことができる場所なのでご安心くださいね!
カフェの外観。緩衝地帯の中で存在感があります。
この建物には、南側(キプロス共和国)からだけでなく、
北側からも行くことができます。ここで働く人たちも、両側の地域から通勤しています。
注文・支払いはカウンターで。
通貨はユーロ(E)/トルコリラ(TL)の併記です。
ドリンクメニューは
- キプロスコーヒー 1.50E/4.5TL
- フレッドエスプレッソ 2E/6TL
- カフェラテ 2.50E/7.5TL
- ハーブティー 2E/6TL
など。
こだわりのコーヒーやスナックも取り揃えられています。
自由に閲覧できる本もずらり。
すてきな写真を使ったオリジナルグッズは、お土産や記念にいいかも。
緩衝地帯という特殊な場所を持つキプロス。
キプロス旅行で、ニコシア観光にいらっしゃる際には、
ぜひこの不思議な場所に立ち寄ってみてください。
< The Home Cafe >
Markou Drakou 28, Nicosia
TEL : +357 22 445740ホームページ:The Home Cafe
< カフェの営業日時 >
月ー金 9:00〜21:00
土9:00〜17:00
休業日: 日
< フードメニューの日 >
・ヴィーガンフードやデザートメニューなど
火・木 12:00〜16:00
<アクセス>
ニコシアバスターミナルから徒歩13分(約1km)
参考URL: Home for Cooperation http://www.home4cooperation.info
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