キプロスママの畑は薬箱


このごろは、キプロスに来てから一番走りまわっていたかもしれません。

ぴゅんぴゅんと疾走感のある感覚は久しぶりで嬉しいことだけど、

いろんなものが片付きはじめると、糸の切れた凧のようにふわ〜と

糸を手繰れども、手繰れども、気分が戻ってこない...。


そんな週末。山にある実家へ帰るチャンスがやってきました。

キプロスママが手塩にかけてつくった緑の海!

この景色だけでもう眼福なのだけど、

ここで採れるものはなんでもエネルギッシュ。

この間まで、アンティチョークでいっぱいだった畑。

壮観だったなぁ。


チキンたちも良い卵を生みます〜!


ハーブはひとつひとつキプロスママの知恵袋とともに。

パセリ、バジル、ミント、ローズマリー、ラベンダー。

「ローズマリーは集中したいときにいいのよ。ローズマリーティーで飲んでみて。

生バジルもバジルティーとして、イライラしたときや胃腸の弱いときに飲んでみて。」


道ばたの草や花の名前もよく知っていて、

ちょっと散歩するたびに、いつの間にか彼女の手は野草でいっぱいです。


ほんとうにすごいキプロスママの植物への知識。

食べ方に詳しいのも、わたしにとっては嬉しくて

いつでもふむふむと、勉強になります。


そんな彼女の手料理は、野菜や豆が中心。

滋味深くって、栄養とともにじーんわり身体に沁み入るようで

噛むたびに、ほーっとします。



子どもの猫やツバメ親子の活発な鳴き声を聞いていると、元気が出てきました。

ここでのんびり過ごす週末は欠かせません。

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